レインメーカー

倉敷市の南部というか、島を除けば岡山県のほぼ南端に位置する水島地区。石油、製鉄、自動車工業などのコンビナートとして栄えてきた町です。できた当時の写真を見ると西部劇のような街並みです。

景気の影響をもろに受ける地域とも言えます。長引いた不況のため、商店街はシャッター通りに。ゴーストタウンとまではいきませんが、町に往年の活気がないのは事実です。

それでもコンビナートがあるため、多くのクレーン会社が集まり、群雄割拠の状態であることは変わりありません。

ここにトモエ自工の子会社「巴運輸機工」があります。メーンの仕事はオペレーター付きクレーンリースです。先日までやや長期間、出張していました。

もともとは昨年10月から「ともえ」として営業していましたが、1周年を迎え、商号を変更。ヤードの場所も移し、新社屋も建てました。
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出張中はいろいろなことがありました。楽しいこと、腹の立つこと、どんでん返し―非常につらいことがあったのも事実です。

今後、この会社がどう育っていくかはスタッフ、オペレーターの努力、創意工夫にかかってくると思います。できれば一時期プロレス界を席巻した、高田延彦率いる「UWFインターナショナル」のようになってほしいなと願っています。

ただ、この業界を支えるオペレーターの平均年齢が、製造業などと同様、高くなっているのが心配です。水島はクレーンオペレーターにとっては金の埋まった土俵、リングみたいなものです。どうですか、そこの若者! 一獲千金も夢じゃないですよ。

ごちゃごちゃ言わず誰が一番強いか、決めたらええんや!

*さて今年も残すところわずか。コンビナートには「御安全に」というあいさつがあります。クリスマス、大みそか、お正月…、みなさん、ちょっと早いですが「御安全に」よい年末年始をお迎えください。