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2026年年頭のご挨拶 『ファンファーレ』

2026年、新年あけましておめでとうございます。

素晴らしい年の幕開けを大切なご家族と共に迎えられましたこと、心よりお喜び申し上げます。また、旧年中は格別のご厚情を賜り、弊社トモエ自工を代表し、ここに重ねて御礼申し上げます。

2026年を迎えるにあたり、クレーン業界を取り巻く環境は大きな節目を迎えています。長期トレンド化しているオペレーター不足や熟練整備メカニックの自然減少、安全・省力化・脱炭素社会への社会的要請の高まりに対応すべく、デジタル技術や新たなサービスモデルの導入、EV化が進んでいます。また、クレーンリース会社の同業他社との協業・連携による業務効率化や機械設備の共有化が求められています。

こうした変革の中、「業界再編成」は避けられないテーマとなりつつあります。お山の大将的な勝ち組の生まれない競争ではなく、お互いの強みを活かす協調・補完の戦略は、コストを共有化することを通じて、単なる生き残りではなく、クレーンリース事業の持続的な成長と業界全体の信頼向上につながる道だと考えております。

また、今年度以降、「事業継承」の課題も業界の未来を左右する、避けては通れない重要なテーマです。移動式油圧クレーン車の運用技術や使用知見、経営ノウハウを次世代へと確実につなぐことは、オペレーター付クレーンリース企業の価値を持続させるだけでなく、クレーン技術そのものを各地域の未来の現場へと受け継ぐ基盤です。これには、機械金融の技術を使った事業の清算、再構築、再編成が不可欠です。

さらに、「持続可能な業態への変革」は、私たちクレーン業界が未来の社会に果たすべき使命でもあります。安全性の追求はもちろんのこと、省エネルギー化・省資源化・労働時間の時短といった次世代の働き方改革は、環境・社会・企業の三者にとって価値あるものとして進められていかなければなりません。そして、そのことを通じて適正な作業単価の実現を達成していかねばなりません。

待ったなしの状況にファンファーレが鳴り響いていますが、浮足立ってはいけません。そんな時こそ、「足るを知る」という心構えが必要です。それは高速で推移する先の見えない変化の激しい時代において見失ってはならない大切な指針です。「足るを知る」とは、現状に満足するという意味ではなく、自身を取り巻く現状をしっかりと理解したうえで、無理なく確実に「分を弁えて」強く前へ進む智慧を持つこと。企業として、そして一人ひとりの働き手として、この精神を重ねていくことが、結果として使命感を帯びた持続的な発展につながるものと考えています。

本年も皆様と共に、業界の未来を見据え、真摯に取り組んでまいりますので、変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2026年 元旦
株式会社トモエ自工 代表取締役 木村亮紀