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商人の一分

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皆さん、こんにちは。秋の夕日に照る山もみじ、いかがお過ごしでしょうか?富士山に日本晴れ、そして爽やかな秋風の中、わたしも「世界が嫉妬する」ビジネスマンになるべくサムライ商人として日々研鑽しております。

そんな建設機械を扱う商人である私が今回、長年お付き合いさせていただいてる製造メーカー様に最近私が感じていることを一言申し上げたいと思います。不興を買うのを覚悟で…。

日本という国は貿易加工立国です。原材料を海外から仕入、加工し、製品にして海外のお金持ちの国に 買ってもらって高度成長した国です。たとえ、エコノミックアニマルと言われようが物まね国家だと罵られようがうさぎ小屋に住んでいると言われようが外貨を 稼ぎまくった末、今日の繁栄(もう斜陽?)を手に入れたわけです。私は資源のない国土の狭い人件費の高い日本という国家がその国民が快適な生活を享受した いと望み続けるならば世界的にそのようなポジションで位置取りしていかねばならないと考えています。つまり「モノ作り」を生業とする国家です。極めればそ こにリスペクトも存在してきます。「Made in Japan」の栄光とはそうして築き上げてきたものです。

ソニー、松下、トヨタ、日産、コマツ・・・。日本の世界に通用する会社はほとんど「モノ作り」の会社です。クレーン車両もそうです。「TADANO」「KATO」「KOBELCO」はアジアを中心に世界が嫉妬するクレーンメーカーです。

そんなクレーンメーカーで最近目に付く方向性として「OEM供給」というものがあります。つまり自 分のところで組み上げたものではないものを「自社製品」として世の中に販売するという動きです。他所の会社で作ったものに自社のステッカーを貼り付けて販 売するということです。「ブランド力」ですか?

同種商品の競合メーカーによる部品の共通化は顧客にとってメリットもあるので、すすめていってほし い方向性ですが、上記のような「OEM供給」は意味が全く違うと思います。上記のような「OEM供給」は一言で言えば「製造メーカーの商人化」です。なん でタダノで作ってるクレーンをコベルコのステッカー貼って売るんですか?なんでよく知らないような(失礼)会社が作った環境対策商品をタダノのステッカー 貼って売るんですか?何がしたいんですか?商社になりたいんですか?もっとしんどい思いをしたほうがいいですね。

日本の製造メーカーは「士・農・工・商」でいうところの「工」の部分をかたくななまでに堅持してい ただきたいです。売上高なんてくそみたいなもんです。全く気にすることはないと思います。あくまで時代の要請による良いものを作って「プロダクトアウト」 してください。あとは商人である私が「マーケットイン」しますから。誇り高い日本の製造メーカーは価値の低い、安易な「商業」などに手を染めてはいけませ ん。その蓄積した技術を進化発展させ「モノ」を作り世界の平和と安定に貢献寄与する企業を目指してほしいと思います。

Published in対話そして探求